AWS入門

AWSを知ろう

Webアプリを育てながら学ぶクラウド入門

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今日のゴール

  • AWSの 主要サービス9つ の役割がわかる
  • 「自分のアプリをAWSで動かすには?」のイメージが持てる
  • 明日からAWSの会話についていける

全部覚えなくて大丈夫。「こういうのがあるんだな」でOK

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今日のストーリー

あなたが作ったWebアプリを AWSで公開するまでの旅

  1. まずは動かす(EC2 / VPC)
  2. 公開する(Route 53)
  3. データベースを分ける(RDS / DocumentDB)
  4. ファイルを置く(S3)
  5. 見守る(CloudWatch)
  6. 守る(IAM)
  7. さらに進化させる(Lambda)
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☁ その前に — AWSってなに?

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クラウドを一言で

自炊 → レストラン への変化

自炊(オンプレミス) レストラン(クラウド)
サーバー 自分で買う・設置 必要な分だけ借りる
維持 故障対応も自分 AWS側が面倒を見る
コスト 先に大きな投資 使った分だけ後払い

AWS = 世界最大のクラウドレストラン。200以上のメニュー(サービス)がある

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リージョンとAZ — AWSの「場所」の話

AWSのサーバーは世界中に分散配置されている

  • リージョン(Region) = データセンターがある地域
    • 東京、大阪、バージニア、シンガポール... 世界30以上
    • 日本で使うなら 東京リージョン(ap-northeast-1) が基本
  • AZ(Availability Zone) = リージョン内の独立したデータセンター群
    • 東京リージョンには 3つのAZ がある(ap-northeast-1a, 1c, 1d)
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なぜAZが複数あるのか?

1つのデータセンターが災害や停電で止まっても、別のAZが生きていればサービスは継続できる

  • 単一AZ = 1つの建物にすべて → 火事になったら全滅
  • 複数AZ = 別々の建物に分散 → 片方が倒れてもOK

AWSのサービス(RDS、S3など)は複数AZに自動でデータを複製してくれるものが多い

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🖥 Step 1: まずは動かす

EC2 / VPC

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EC2 — クラウド上の自分専用PC

EC2(Elastic Compute Cloud) = 仮想サーバー

  • ローカルPCで動いているアプリを、そのままクラウドで動かせる
  • OSもスペックも自由に選べる(Linux, Windows / メモリ1GB〜数TB)
  • 不要になったら数クリックで削除 → 課金ストップ

開発者にとっては「SSHで入れるリモートPC」のイメージ

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VPC — アプリの住所と間取り

VPC(Virtual Private Cloud) = AWS上のプライベートネットワーク

マンションに例えると...

  • VPC = マンション全体(自分だけの敷地)
  • パブリックサブネット = 玄関・ロビー(外から来れる場所)
  • プライベートサブネット = 寝室(外から直接入れない場所)

EC2は パブリック に置けば外部アクセス可能、プライベート に置けば内部専用

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🌐 Step 2: 公開する

Route 53

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Route 53 — インターネットの電話帳

Route 53 = DNS(ドメイン名 → IPアドレスの変換)

ユーザーが example.com にアクセス
        ↓
Route 53:「example.com の住所は 54.xx.xx.xx です」
        ↓
EC2 に到着 → アプリが表示される
  • ドメインの取得・管理もできる
  • ヘルスチェック機能で障害時に自動切り替えも可能

名前の由来: DNSのポート番号が 53 + アメリカの有名な道路 Route 66 のもじり

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🗄 Step 3: データベースを分ける

RDS / DocumentDB

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なぜDBを分離するのか?

EC2の中にDBも同居させると...

  • EC2が壊れたら アプリもデータも全滅
  • アプリのデプロイでDBまで巻き込むリスク
  • スケールしたいとき、片方だけ増強できない

1LDKに家族5人で暮らすようなもの。部屋を分けよう

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RDS — いつものSQLがそのまま使える

RDS(Relational Database Service) = マネージドRDB

  • MySQL, PostgreSQL, Oracle などに対応
  • バックアップ、パッチ適用、レプリカ作成をAWSが自動でやってくれる
  • SQLを書ける人なら すぐ使える

開発者が嬉しいポイント

  • 接続先のエンドポイント(URL)が発行される → コードの接続先を変えるだけ
  • 自動バックアップで「やらかした」ときも復元できる
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DocumentDB — JSONをそのまま保存

DocumentDB = マネージドNoSQLデータベース(MongoDB互換)

  • スキーマが柔軟 → データの形が決まりきらない場面に強い
  • MongoDB用のドライバーやツールがそのまま使える

RDSとの使い分け

RDS DocumentDB
データの形 行×列の表形式 JSONドキュメント
向いている用途 ユーザー管理、注文データなど ログ、設定、カタログなど
クエリ SQL MongoDB互換クエリ
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📦 Step 4: ファイルを置く

S3

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S3 — 無限に広がる倉庫

S3(Simple Storage Service) = オブジェクトストレージ

  • 画像、PDF、ログ、バックアップ... なんでも保存
  • 容量制限が実質なし(自動で拡張)
  • 耐久性 99.999999999%(イレブンナイン) → まず消えない

開発者の使いどころ

  • ユーザーがアップロードした画像の保存先
  • フロントエンド(HTML/CSS/JS)の静的ホスティング
  • ログファイルの長期保管

EC2に画像を置くのは「冷蔵庫にタイヤを保管する」ようなもの。適材適所!

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S3の基本概念

S3
├── バケット(bucket)= フォルダの親玉
│   ├── images/
│   │   ├── logo.png
│   │   └── photo.jpg
│   ├── logs/
│   │   └── 2026-03-27.log
│   └── index.html
  • バケット名はグローバルで一意(世界中で重複不可)
  • アクセス権限を細かく設定できる(公開/非公開)
  • バージョニングで上書きミスも復元可能
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👀 Step 5: 見守る

CloudWatch

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CloudWatch — アプリの健康診断

CloudWatch = AWSリソースの監視サービス

3つの柱:

  • メトリクス — CPU使用率、メモリ、リクエスト数などの数値データ
  • ログ — アプリやサーバーのログを集約・検索
  • アラーム — 閾値を超えたらSlackやメールに通知

体温計のようなもの。「38度を超えたら通知」を設定しておく

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CloudWatch でよくやること

例: EC2の監視設定

監視対象 閾値 アクション
CPU使用率 80%超が5分継続 Slackに通知
ディスク使用量 90%超 メールで警告
アプリのエラーログ ERROR を検知 チームに通知
  • 「気づいたら本番が止まっていた」を防ぐ仕組み
  • ダッシュボードでリアルタイムに可視化もできる
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🔐 Step 6: 守る

IAM

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IAM — 社員証+入館カード

IAM(Identity and Access Management) = 認証・認可の仕組み

  • 誰が(ユーザー / ロール)
  • 何を(S3, EC2, RDS...)
  • どこまで(読み取りだけ / フルアクセス)

会社のセキュリティと同じ。「経理の人に全部屋の鍵を渡さない」

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IAMで大事な3つのこと

1. ルートユーザーは金庫の鍵

  • AWSアカウント作成時のユーザー = 何でもできる最強権限
  • 普段は使わない。IAMユーザーを作って作業する

2. 最小権限の原則

  • 必要最低限の権限だけを付与する
  • 「とりあえず全権限」は事故のもと

3. ロールを活用する

  • EC2やLambdaに「この権限で動いてね」と渡す仕組み
  • パスワードやキーを埋め込まなくて済む → セキュリティ向上
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⚡ Step 7: さらに進化させる

Lambda

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Lambda — 必要なときだけ現れるアルバイト

Lambda = サーバーレスコンピューティング

  • コードをアップロードするだけ。サーバーの管理は不要
  • イベント(APIリクエスト、S3へのアップロード等)に反応して実行
  • 実行した時間だけ課金 → 待機中は0円

EC2 =「正社員(常にいる)」、Lambda =「アルバイト(呼んだ時だけ来る)」

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EC2 と Lambda の使い分け

EC2 Lambda
サーバー管理 自分で管理 不要
課金 起動中ずっと 実行時間だけ
向いている用途 Webアプリ常時稼働 イベント駆動の処理
実行時間 制限なし 最大15分
カスタマイズ OS・ミドルウェア自由 ランタイムの範囲内
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Lambdaが活躍する場面

  • 画像がS3にアップロードされたら リサイズ処理
  • 定期的な データ集計バッチ
  • APIの バックエンド処理
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🗺 まとめ

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今日覚えてほしい3つのこと

  1. AWSは「必要なものを必要なだけ借りる」サービス
    自炊からレストランへ。初期投資なしで始められる

  2. サービスには役割分担がある
    EC2=サーバー、RDS=DB、S3=ファイル... 適材適所で組み合わせる

  3. 全部を一度に覚えなくていい
    まずは今日の9つ。触りながら少しずつ広げていこう

迷ったらチームに聞いてください。みんな最初は初心者でした 💪

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ありがとうございました

Q&A — 質問タイム

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