AWS入門 — Q&A補足資料

AWS入門 Q&A補足資料

研修で出た質問への回答

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Q1. AWSの得意なことと苦手なこと

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AWSが得意なこと

  • スケーリング — アクセス増に合わせてサーバーを自動で増減できる
  • グローバル展開 — 世界中のリージョンにワンクリックで展開
  • マネージドサービス — DB・監視・セキュリティなど運用をAWSに任せられる
  • 従量課金 — 使った分だけ。小さく始めて大きく育てられる
  • 高い可用性 — 複数AZへの分散で障害に強い構成が作りやすい
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AWSが苦手なこと

  • コストの予測 — 従量課金ゆえに、使い方次第で想定外の請求になりやすい
  • 学習コスト — サービスが200以上あり、選択肢が多すぎて迷う
  • シンプルな用途にはオーバースペック — 小規模な静的サイトなら他の選択肢の方が楽な場合も
  • ベンダーロックイン — AWS独自のサービスに依存すると他クラウドへの移行が大変

苦手な部分は「知っていれば対策できる」ものが多い。
特にコストは次の質問で詳しく解説

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Q2. 設計段階からコストを考える必要があるか

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結論: 可能なら、設計段階から考えるべき

AWSは「使った分だけ」課金されるため、設計の選択がそのまま月額に直結する

よくある落とし穴

やりがちなこと 結果
大きいインスタンスを選びっぱなし 月数万円の無駄
ログを無期限保存 S3/CloudWatch費用が膨らみ続ける
開発環境を起動したまま退勤 夜間・休日も課金される
NAT Gatewayの通信量を見積もらない データ転送費が想定外に
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コストを意識した設計のポイント

1. まず「無料枠」を知る

  • S3 は5GBまで無料、Lambda は月100万リクエスト無料

2. 「止められるものは止める」設計

  • 開発環境は夜間・休日に自動停止(スケジューラー活用)
  • 不要なリソースは即削除する習慣

3. コストアラートを設定する

  • AWS Budgets で月額の上限アラートを設定
  • 想定の80%で通知 → 100%で再通知、のように段階的に
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社内での実践

  • AWS Budgets でアカウントごとに月額上限を設定済み
  • Cost Explorer で月次のコスト推移を確認している
  • インスタンスタイプの選定はSREチームに相談してもらえればOK

迷ったらSREに聞いてください。
「このくらいの用途ならこのスペック」の目安を一緒に考えます

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Q3. ログの収集・抽出・DB保存について

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ログ収集・分析は一般的?

非常に一般的。むしろクラウド運用の基本中の基本

AWSでの代表的なログ収集パターン

パターン 使うサービス 用途
アプリログの集約 CloudWatch Logs エラー検知、デバッグ
ログの長期保存 S3 コンプライアンス、分析用
ログからデータ抽出 Lambda + S3 加工してDBに保存
リアルタイム分析 Kinesis + Lambda アクセス集計、異常検知

ログを「見るだけ」で終わらせず、「活用する」のが現代のインフラ運用

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社内での実例

CloudWatch Logs → Lambdaで分析

  • アプリケーションのログをCloudWatch Logsに集約
  • S3にエクスポートして長期保存
  • 必要に応じてLambdaで加工・抽出

アクセスログの活用

  • ALB(ロードバランサー)のアクセスログをS3に保存
  • 異常なアクセスパターンの検知に活用

具体的な構成はプロジェクトによって異なるので、やりたいことがあればSREに相談を

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ログ活用の難易度

レベル やること 難易度
入門 CloudWatch Logsでログを見る — コンソールで確認するだけ
初級 ログにフィルターをかけてアラート設定 低〜中 — CloudWatchの設定のみ
中級 Lambdaでログを加工してDBに保存 — コードを書く必要あり
上級 リアルタイムにログを分析して可視化 — Kinesis等の設計が必要
  • 入門〜初級は 今日の研修内容で対応可能
  • 中級以上はSREチームと一緒に設計するのがおすすめ

まずはCloudWatch Logsでログを見ることから始めよう

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